開示請求・口コミ削除
誹謗中傷の削除請求から開示請求対応まで
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弁護士コラム

ツイキャスで誹謗中傷を受けた場合、まずは何をするべきなのでしょうか。また、どのような対応は避けるべきなのでしょうか。
誹謗中傷を受けた場合、まずは証拠を残すことが大切です。証拠がなければ、その後の対応が難しくなります。
ライブ配信中にトラブルが起きた場合は、ライブを録画しタイトルを設定したうえで、1週間以内に公開すれば、配信を残すことができます。これらの対応をしなかった場合は、動画が削除される場合があるようです。
ただし、再度公開することで、改めて誹謗中傷のコメントが表示されてしまうことになります。そのため、スクリーンショットや画面を撮影するなどして、証拠を残すという手段も検討すると良いでしょう。
誹謗中傷を受けるとショックを受けて、すぐにでもコメントを消したいと考えるかもしれません。配信者側がコメントを削除することもできるようですが、まずは冷静になり証拠を保存したうえで削除することをおすすめします。
誹謗中傷を受けてしまったら、どのような対応が最善であるのかを検討してみましょう。
迷惑行為・誹謗中傷にあたるコメントを投稿するユーザーやしつこく嫌がらせを繰り返すユーザーに対しては、NGユーザーに設定することでその後の被害を防止することができるでしょう。
ただし、非常に悪質な投稿や権利侵害が疑われるケースでは、ツイキャスの機能だけでは十分な対応ができないこともあります。そのような場合は、法的な対応を検討することも必要です。
誹謗中傷にあたるコメントに対して反論する行為は、投稿者を刺激し、ヒートアップさせるおそれがあります。
なかには、配信者を面白半分で刺激して反論を誘ってくる悪質なユーザーも存在するので、どんなに正しい主張でも反論すれば、あげ足をとるようなやり取りが繰り返されてしまうでしょう。
そのため、誹謗中傷のコメントには絶対に返信するべきではありません。
仮に、あなたのライブ配信に優良なサポーターがついているなら、誹謗中傷にあたるコメントを投稿した投稿者が自然と居場所を失って姿を見せなくなるはずです。
コメントの削除やNGユーザー設定を上手に活用して、誹謗中傷にあたるコメントを除外していくのが賢明でしょう。
すべての批判的なコメントが法的に問題となるわけではありません。まずは、自分が受けたコメントを確認しましょう。
削除請求や損害賠償請求を検討するためには、投稿内容が「誹謗中傷」に当たるかどうかを確認する必要があります。
誹謗中傷という言葉は、「根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること」を意味します。
政府広報オンラインでは、相手の人格を否定または攻撃するような内容は誹謗中傷であり、SNSなどで誹謗中傷の投稿をしたり拡散をしたりすると、民事上や刑事上の責任を問われる可能性があるとして注意を促しています。
たとえば、ツイキャスのコメント欄に「○○は逮捕歴がある前科者だ」といった投稿があれば、うそか本当かという事実にかかわらず、社会生活において信頼度を低下させるおそれがあります。この場合、刑法第230条の名誉毀損罪(めいよきそんざい)が成立する可能性があるでしょう。
また、「うざい」「ブス」といった、抽象的な言葉だとしても、刑法第231条の侮辱罪(ぶじょくざい)が成立する可能性があります。
「批判」とは、人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じることを意味します。
誹謗中傷が、根拠のない悪口を言いふらして他人を傷つける、他人の名誉を損なわせるという意味なので、比較してみると違いがみえてくるのではないでしょうか。
あくまでも、言葉の意味とし理解した場合ですが、事実を責めたうえで正すべき方法を示せば「批判」に、根も葉もない事実を言いふらしたり暴言を吐いたりすれば「誹謗中傷」になると考えることができるでしょう。
(参考:デジタル大辞泉)
ツイキャスでは、コメント欄に表示されるアカウント名だけで投稿者の氏名や住所を知ることはできません。しかし、一定の条件を満たす場合には、裁判所の手続きを通じて匿名の投稿者を特定できる可能性があります。
投稿者を特定するには、裁判所を通じて発信者情報の開示を求める法的手続きが必要です。状況に応じて「発信者情報開示請求」または「発信者情報開示命令」の手続きを利用し、投稿者の情報の開示を求めます。
それぞれの手続き方法と違いは以下の通りです。
投稿者を特定した後は、状況に応じてコメントの削除や損害賠償請求などの法的対応を検討することになります。
ツイキャスで誹謗中傷にあたるコメントを投稿されている、あなたを誹謗中傷するような内容の動画が配信されている、などのお悩みがある場合、弁護士に相談することで解決の糸口がみつかるかもしれません。
誹謗中傷にあたるコメントをツイキャス上で削除しても、ほかのSNSとの連係機能があるため、情報が広く拡散されてしまっている場合があります。相手のアカウントでSNSなどに投稿されてしまえば、削除するのは簡単ではありません。
この場合、裁判所に対して削除依頼の「仮処分」を申し立てることで、削除できる可能性があります。
「仮処分」を行うには、誹謗中傷によって生じている権利侵害の内容を明確化するほか、煩雑な裁判所の手続きが必要となりますが、弁護士に依頼することによって、効率的に申し立てを行うことができます。
弁護士に依頼すれば、発信者情報開示請求によって判明した投稿者に対する損害賠償請求や刑事告訴にかかる手続き全般のサポートが得られます。
これらの対応には、専門的な知識や手続きが必要であり、個人で行うことは難しいため、まずは弁護士へ相談しアドバイスを受けることをおすすめします。
ツイキャスのヘルプページには、ツイキャス側の運営方針が示されています。併せて、確認しておきましょう。
ツイキャスとは、モイ株式会社が平成22(2010)年に開始したライブ配信サービスです。
ユーザーが自由に動画を投稿し、閲覧中のユーザーはコメントを投稿できます。コメントはリアルタイムで更新されるので、多くのユーザーが動画を閲覧しながらコメントを投稿することで交流を深めることが可能です。
ツイキャスのヘルプページには、迷惑行為や誹謗中傷を受けた際の対処法、ツイキャス側の運営方針が紹介されています。
運営側としては、迷惑行為・誹謗中傷などの被害を受けた場合の対処法として、弁護士・法務局・警察への相談をすすめており、原則として「当事者間での解決をお願いする」という姿勢が示されています。
このように、積極的に介入はしないものの、法令に基づく開示命令があった場合は、ライブ映像や音声、接続ログといった情報を提出する場合があると記されています。
ツイキャスであなたのライブ配信に対して誹謗中傷にあたるコメントが投稿された場合は、証拠を残したうえでコメントの削除やNGユーザー設定などの措置を取るなどで対策することができます。あなたのアカウントを応援してくれるサポーターがライブ配信を楽しめるように、誹謗中傷のコメントを投稿してくるユーザーをブロックしていきましょう。
度重なる誹謗中傷を受けている、情報が拡散されてしまい対処に困っている、誹謗中傷にあたるコメントの投稿者について、個人を特定したうえで刑事・民事の責任を追及したいといった場合は、ベリーベスト法律事務所にお任せください。
インターネットにおける削除請求の実績を豊富にもつ専門チームが全力でサポートします。
ベリーベスト法律事務所は、北海道から沖縄まで展開する大規模法律事務所です。
インターネット上の誹謗中傷や風評被害などのトラブル対応への知見が豊富な削除請求専門チームの弁護士が対応します。削除してもらえなかった投稿でも削除できる可能性が高まります。
誹謗中傷や風評被害などのインターネットトラブルでお困りの際は、お電話やメールにてお問い合わせください。
※記事は公開日時点(2023年06月15日)の法律をもとに執筆しています


