削除依頼・投稿者の特定
5ちゃんねるや2ちゃんねるなどへの
悪質な書き込み削除のご相談は弁護士へ
「なりすまし」とはFacebookやTwitter等のSNS上で本人になりすました偽のアカウントを作成して、個人情報の収集や嫌がらせ等の目的で記事の投稿等を行うことを言います。
一方で、アカウントの「乗っ取り」とはFacebookやTwitter等のSNS上のIDやパスワードを無断で取得することによって、第三者のアカウントにログインすることを言います。
なりすましの偽アカウントや乗っ取られたアカウントを使って、個人情報が曝されたり、誹謗中傷に当たるような記事が投稿されたりといった被害が発生することが想定されます。また、SNSは個人だけでなく、企業が営業ツールとして利用している場合もありますので、企業の名前を騙り、企業の評判を貶しめるような投稿を行うなりすましも想定されます。
アカウントの乗っ取り行為はそれ自体が不正アクセス禁止法違反の犯罪行為ですが、犯罪になるかならないかは別にしても、なりすましやアカウントの乗っ取りによって、上記のようなさまざまな被害が想定されます。もし、なりすましやアカウント乗っ取りを放置してしまうと、被害がどんどん拡大して取り返しがつかなくなってしまいます。
万が一、なりすましやアカウント乗っ取りの被害に遭ってしまった場合には、早急に適切な対応策をとることが重要です。
※ は、当事務所でお手伝いできることです。
FacebookやTwitter等のSNS上でなりすましの被害に遭った場合には、まず、家族や友人等SNS上でつながっている人に注意喚起をして、被害が拡大するのを防止することが大切です。また、偽アカウントを見つけた場合には、SNSの運営主体に報告して偽アカウントを削除してもらうことができます。
アカウントが乗っ取られた場合には、すぐにSNSのパスワードやIDを変更しましょう。
なりすましやアカウント乗っ取りの被害に遭った場合には、すぐに上記のような対応をすべきです。
SNSのアカウント乗っ取り行為には不正アクセス禁止法が適用される可能性が高く、不正にアクセスをした人には3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。なりすまし行為については、それだけで犯罪が成立するわけではありませんが、なりすましをした人の投稿内容によっては名誉毀損罪、侮辱罪、信用毀損罪等の別の犯罪が成立する可能性があります。ですので、なりすましやアカウント乗っ取りの被害に遭った場合には、警察に相談して、被害届を提出することを考えましょう。
なりすましやアカウント乗っ取り行為が犯罪になる場合には、警察の捜査によって犯人が見つかる可能性があります。犯人が見つかると、後でなりすましやアカウント乗っ取り行為によって発生した損害について、犯人に対して、民事上の損害賠償請求を検討することができます。
自分自身で対応する場合には、SNSの管理者に対して削除依頼メールで出し、または、削除要請フォームから削除してもらう方法があります。
弁護士に依頼する場合には、ガイドラインに基づく削除請求や裁判所に削除請求仮処分を申し立てる等の方法があります。
なりすましやアカウント乗っ取り行為が犯罪になる場合には(2)のように警察の捜査によって犯人が特定される可能性があります。犯罪にならない場合に、民事上の損害賠償請求等の手続きを考えるためには、発信者情報開示請求の仮処分申立等の法的手続きによって、犯人を特定することが必要となります。
(2)または(4)のようになりすましやアカウント乗っ取りの犯人を特定することができれば、特定された犯人に対して、名誉毀損・プライバシー侵害等を理由として損害賠償請求訴訟を提起して、なりすましやアカウント乗っ取りによって発生した損害について損害賠償を求めることが可能です。
なりすましやアカウント乗っ取りの被害に遭った場合に弁護士に相談や依頼をするメリットは、適切な方針を即時に提案してもらえることです。なりすましやアカウント乗っ取りによって想定される被害はこの記事で書いたものが全てではありませんし、さまざまな被害が生じることが考えられます。貴方の被害の状況を弁護士に相談することで、適切な方針を提案してもらうことが可能です。
なりすましやアカウント乗っ取り被害に遭った場合に、削除を請求するだけであれば、自分自身で対応することも可能ですが、裁判所への申立てが必要な手続きが必要になる場合等はやはり弁護士に任せた方が安心です。
当事務所では、これまで多数の削除や発信者情報開示に関するご相談をお受けしてきました。なりすましやアカウント乗っ取り被害に関しての問題についてもご相談いただいた実績があります。削除や発信者情報開示に関するノウハウを生かして、ご相談いただいた方に最適な方針をご提案できるよう努めます。